シェムリアップの空の玄関口、シェムリアップ国際空港(Siem Reap International Airport)は
この秋、新空港へ移転します!!
※2023年10月16日より新空港の運用を開始すると公式発表されました!※
詳細はこちら↓↓↓をチェックしてください。
ーーーー 以下の記事は、投稿時(2023年6月時点)の内容ですのでご注意ください。 ーーー
2023年6月現在、現地で報道されている情報をまとめました。
シェムリアップ旅行を検討している人は必見です!!
※当記事は2023年6月現在のメディア報道記事を参考に、ブログ筆者の考察を含めまとめたものです。当記事内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。
<現>シェムリアップ国際空港(Siem Reap International Airport)
空路でシェムリアップ入りといえば、シェムリアップ国際空港(Siem Reap International Airport:以下、現空港)です。
現空港は、シェムリアップ市内から西北に車で約15分、TukTukで約20分ほどに位置する、官民共用空港です。1998年に国際線の受け入れ開始から、2回大きな改修・拡張工事を経て2016年、現在の空港になりました。
平屋の空港で、国際線と国内線で建物が分かれています。どちらも日本の国際空港に比べると小規模で、雰囲気としては日本の地方都市空港に似た雰囲気です。
前述のとおり、コロナ以前は、国際線ターミナルと国内ターミナルは分かれていたのですが、コロナ禍の大幅な就航数の減少により、国内線は国際線ターミナルに集約され、2023年6月現在もターミナルの集約は継続されています。
この空港は搭乗口から駐機場まで歩いてタラップ搭乗します。タラップまでバス移動は結構あると思うのですが、今どき徒歩は珍しいかなと思います。
<就航している航空会社/就航都市>
2023年6月現在、就航している航空会社は以下のとおりです。まだまだコロナ前には戻っていないのが現状です。
カンボジアアンコールエア (Cambodia Angkor Air)
就航先:プノンペン、シハヌークビル、 ホーチミン、 ダナン、 ハノイ
ベトナム航空 (Vietnam Airlines)
就航先:ハノイ、ホーチミン
バンコク・エアウェイズ (Bangkok Airways)
就航先:バンコク(スワナンプーム)
シンガポール航空 (Singapore Airlines)
就航先:シンガポール
エアアジア(Air Asia)
就航先:クアラルンプール
中国東方航空 (China Eastan)
就航先:上海、昆明
タイ エアアジア (Thai Air Asia)
就航先: バンコク(ドムアン)
<現空港の基本情報>
所在地: Airport Road, Brey Village, Sangkat Tuek Vill, Siem Reap City
運営会社: Cambodia Airports (親会社VINCI Airports)
Web: https://rep.cambodia-airports.aero/
Tel: +855 (0)63-962-400
Lost&Found: +855(0)63962-400 [内線6227]
E-mail: repllxh@cambodia-airports.aero
新空港へ運用移転後は、国際会議場や国際展示場への転用が検討されているようです。
また、官用として空港機能は残すとの話もあったりします。
<利用時に注意したいこと>
● アライバルビザの取り扱いはありますが、とても混雑するので、事前に日本国内の大使館、領事館で取得するかオンライン取得しておくとスムーズに入国できます。
カンボジア観光ビザの取得方法の解説はこちら↓↓
● 国際線利用の場合は、3時間前には空港に到着しておきましょう。シェムリアップの空港ではチェックイン受付がかなり早い時間前に終了することがありますので、できるだけ早めのチェックインをおすすめします。
● シェムリアップ空港から入国、同日に出国することは出来ません。必ず1泊す必要があります。行きは空路(シェムリアップ空港)、帰りは陸路(ポイペト)もしくはシェムリアップ空港以外の空路での日帰りは可能です。
シェムリアップ空港は官民共用で、民間旅客機はもちろんのことカンボジアの軍用機も離発着します。
カンボジアの王室関係者やフン・セン首相がシェムリアップでの行事に参加する際に軍用機等でシェムリアップ空港を利用することでも知られています。
<新>シェムリアップアンコール国際空港(Siem Reap Angkor International Airport)
2023年10月中旬に運用開始予定のシェムリアップアンコール国際空港(以下、新空港)は、大型機の離発着が可能な滑走路を有するT字のターミナルが特徴の空港です。
新空港は、シェムリアップ郊外のあるベンメリア遺跡の近くに位置しており、市内までの移動時間約1時間30分、現空港からの移動時間と比較すると3倍以上がかかります。
2017年10月にカンボジア政府と中国国営系の雲南省投資控股集団有限会社(Yunnan Provincial Investment Holdings Group Co., Ltd)との間で新空港の建設に関するBOT方式の協定が締結され、現地法人設立後、コロナ禍に建設開始されました。
この協定によってシェムアップの新空港は、カンボジア政府へ所有権が移転するまでの55年間、建設・空港運営・管理とそれに伴う利益などの空港利権を中国系企業が持つことなりました。
BOT(Build Operate Transfer)とは、民間企業が施設などを建設・管理維持・運営し、契約期間終了後に公共へ所有権を移転する方式です。
現在、滑走路は完成し、ターミナルビルの建設が最終段階に入ったと報道されています。また、5月には小型セスナ機のよるテスト飛行が行われました。
さて、新空港についてはいろいろ不透明な点が多いです。
これまでの報道をベースに気になる2点を予想してみました。
正確な運用開始日は?
運用開始時期について、ざっくり「2023年10月中旬」と公表されていますが、その開始時期まで4ヶ月切った6月下旬の現在、その正確な運用開始の日付は公表されていません。
※10月中にシェムリアップ発着便でシェムリアップ渡航を予定している人は、到着地の空港が現空港か新空港かを航空会社へ事前にリコンファームしておくことをおすすめします。
ただ、現空港の運営をしているVINCI Airportsとカンボジア政府との運営契約は10月末には破棄されるとの話もありますので、それまでには正式移転すると予想されます。
空港⇔市内 アクセス方法は?
シェムリアップは公共交通機関がありませんので、観光客の移動手段は借上げタクシーかTukTukです。(プノンペン市内は市内循環バスがあります。)
観光客や在住者としては、空港⇔市内へのアクセス方法は気になるところです。
現時点で、カンボジア観光省やシェムリアップ州政府は、観光客が新空港から市内までのアクセスに使用できる交通手段(空港シャトルバスの運行等)を具体的に明らかにしていません。
ただ、シェムリアップープノンペン間を結ぶ国道6号線(National Road 6)に平行するかたちで6号線の北側に新道路を建設しており、この道が空港へのアクセス用ハイウェイになると言われていますので、空港⇔市内の移動は空港タクシーや空港シャトルバス等の自動車での移動になるのではないかと思います。
個人的な考えですが、キャリーケース等の荷物を持って移動すると考えると、TukTukで1時間半は、さすがに遠すぎて現実的ではないかなと思います。
<新空港の基本情報>
所在地:Popel Village, Kork Thlok Ley Commune, Sort Nikom District, Siem Reap Province
運営会社:雲南・エア・インベストメント(カンボジア)・エアポートマネジメント(Yunnan Air Investment(Cambodia) Airport Management Co., Ltd.)
運用開始時期:2023年10月中旬
※ホームページ等作成されていません。
まとめ
•新空港の具体的な運用開始日は未定。
•新空港からシェムリアップ市内への移動方法は、自動車(空港タクシー、空港シャトルバス)が有力。
•新空港の運営会社は中国系現地会社。
•現空港は、国際会議場や展示会場として活躍される予定。
今後、新しい情報が出たら更新たいと思います。
なお、カンボジアはシェムリアップの新空港を含め、3つのt新しい空港を建設中です。
建設中の3空港についてまとめた記事はこちらから↓↓↓
<参考記事>
Siem Reap-Angkor International Airport to officially open in October 2023 (24APR2023)
$1.8B spent on 3 new airport projects (21APR2023)
Minister of Tourism plans to request the Royal Government to keep the old airport in Siem Reap as an international conference and exhibition hall (23JUN2023)