2023年6月時点でのカンボジアの空港事情、主に建設中の新空港に関してまとめてみました。
カンボジアの空港事情
2023年6月現在、カンボジアには3つの国際空港があります。
◎プノンペン国際空港(Phnom Penh International Aiport)
◎シェムリアップ国際空港(Siem Reap International Airport)
◎シハヌーク国際空港(Sihanouk International Airport)
いずれもフランスの空港運営会社VINCI Airportsが運営しています。
VINCI Airportsといえば、関西の3空港(関西、伊丹、神戸)の運営会社として日本でもしられていますよね。
現在、この3空港に加えて、カンダール州、シェムリアップ州、コッコン州の3か所で新しい国際空港の建設が進められています。
今回は、この3空港について報道されている情報をまとめました。
テチョ国際空港(Techo International Airport)
所在地:カンダール州
建設状況:建設中
運用開始予定:2025年上旬
IATAコード(空港コード):未取得(2023年6月時点)
運営会社:カンボジア・エアポート・インベストメント(Cambodia Airport Investment Co., Ltd.)
アンコールシェムリアップ国際空港【Angkor Siem Reap International Airport】
所在地:シェムリアップ州
建設状況:建設中
運用開始予定:2023年10月中旬
IATAコード(空港コード): SAI
運営会社:雲南・エア・インベストメント(カンボジア)・エアポートマネジメント(Yunnan Air Investment(Cambodia) Airport Management Co., Ltd. 略称:YACA)
備考:アンコールシェムリアップ国際空港の運用開始に伴い、シェムリアップ市内のシェムリアップ国際空港は運用終了予定。
ダラサコール国際空港【Dara Sakor International Airport】
所在地:コッコン州
建設状況:建設中(遅れあり)
運用開始予定:未定 ※建設に遅れがあり、運用開始時期未定。建設開始当初は2023年中頃の運用開始を予定していました。
IATAコード(空港コード): DYSA
運営会社:ユニオン・ディベロップメント・グループ(the Union Development Group Co., Ltd.)
まとめ
いずれも大型旅客機の離発着が可能な規模の空港になる予定だそうで、観光立国に向けてカンボジア政府が力を入れていることがよくわかります。
また、カンボジア政府は今後の長期的な計画として、バッタンバン州、モンドルキリ州にも空港建設を計画しているようです。
カンボジア各地へ飛行機で気軽に行けるようになる、旅先の候補が増える、そんな日もそう遠くないかもしれませんね。
<参考記事>
Khmer Times
Dara Sakor International Airport hits another delay(19MAY2023)
Siem Reap-Angkor International Airport to officially open in October 2023(24APR2023)
$1.8B spent on 3 new airport projects (21APR2023)
Techo International Airport construction progress on track (06FEB2023)