【カンボジアの銀行#1】Phillip Bank 定期預金金利プロモーションを利用してみた!

暮らしのあれこれ

先日、シェムリアップ市内のPhillip Bank(フィリップバンク)前の交差点で信号待ちしていた時に見かけたFixed Deposit Promotionの看板

なんと‼ UP TO 8.25%

Phillip Bankウェブサイト引用

この数字につられて、早速預け入れしてきました!

Phillip Bankって?

Phillip Bankはもともとマレーシア系Hwang DBSが2009年に設立した銀行が前身で、2014年にシンガポール系Phillip Capital Groupが買収し、Phillip Bankとなりました。

Phillip Bankとしては比較的新しい銀行ですが、2023年現在カンボジア全国に70を超える支店をを構えています。
シェムアップ州では、4支店ありシェムリアップ市内には6号線沿いにあります。

ATMは、シェムリアップ支店前、シヴォタ通り、Pillar Angkor Hotel&Resort前の3か所。
ATMが少ないので日常使いには少し不便かもしれませんが、専用スマホアプリでQRコード決済ができるので意外に使えます。

定期預金の金利は?

カンボジアの銀行では、定期預金のことをFixed Deposit やLong Term Depositなどと英語表記している場合が多く、対象通貨は主にUS$、KHR(カンボジアリエル)で、KHRがUS$より金利レートが良い傾向にあります

預入期間は1カ月~60ヵ月くらいまであり、最低預入金額は100$~1,000$と銀行によって異なります。

金利レートはパターンによって異なり、基本的には下のパターンが多いです。


    <金利レート>      【低】      【高】
     金利の受取り     月毎受取り <  満期時受取り
     預入期間          短い <  長い
     途中解約時事前通知     なし <  あり

2023年4月時点でPhillip Bankのホームページに掲載されている通常時の定期預金の金利はこちら。    金利は変動しますので、あくまで参考です。

定期預金の金利 Phillip Bankウェブサイト引用

ちなみに金利所得には税金がかかります。

外国人に対しては、カンボジア居住者は6%、非居住者は14%が課税されます。
この外国人居住者は否かはカンボジアの長期滞在VISAやワークパミットの有無で、銀行が判断します。

定期預金預け入れの手続き

私は、以前からPhillip Bankの口座を持っていたので、パスポート、通帳、ATMカード、現金1,000$を持っていきました。

手続きは簡単、窓口で定期預金に預入したいことを伝えれて、以下のことを決めます。
・預入金額
・預入金額期間
・金利の受取り方法 毎月または満期時
・定期預金満期時の自動ロールオーバー
・途中解約時の事前通知の有無

さて、Fixed Deposit Promotion UP TO 8.25% の中身ですが、
預入期間が12ヵ月以上の定期でかつ途中解約の事前通知有りの場合に適用される金利レートで、2023年12月31日まで適用されるそうです。

私はいろいろ悩みましたが、12月末までプロモーションレートだと聞いたので、ひとまず6カ月預入れし、満期時に資金を増やして新規で定期預金することにしました。

さて、預入期間6カ月の場合の金利は???

(通常)3.75%  ⇒   !! 6% !!

定期預金証明書の中身はこんな感じです。

Phillip Bank の定期預金証明書

1,000$を6カ月預けて、金利6%、満期時1,028.28$でした。
日本では考えられない金利レートですよね。今から満期になる時が楽しみです。

まとめ

カンボジアは外国人が銀行口座を作るのは、実は結構簡単。
Phillip Bankについていえば、パスポートと現金があれば普通預金口座は作れます。
預金金利レートもいいです。

ただ、いい話には必ずリスクが伴います。
最近アメリカであった銀行破綻の際、アメリカ政府による預金の保証すると明言しましたよね。カンボジアの場合このような政府の預金保護等は一切ないと思っておく必要がありますし、カンボジア国内の治不安もリスクのひとつであることは否めないです。

ただ、やっぱり資産運用という面ではカンボジアの定期預金は魅力的ですね。

今回の記事はサックと書きましたが、もっと勉強してカンボジアの銀行の金利比較の記事とか、今後書きたいなと思います。